押し花に対するイメージは、昔からある、新聞紙や電話帳にはさんで作る押し花を思い描いている方が多いかと思います。

　しかし近年の押し花技術は、目をみはるほど素晴らしい進歩を遂げています。乾燥技術や保存技術はもちろん、押し花を作るための道具についても格段に進歩しています。

そのため、簡便に押し花ができるようになり、さらに押し花の持つ自然の色をそのままに、押し花の楽しさを追求できるようになりました。また、花だけではなく、果物や野菜、木の皮、海藻なども押し花にすることができます。右の写真のように普段キッチンにある食材を押し花にした作品などは初めてみる方は皆様びっくりされます。

さらには押し花を作る作業によるセラピー効果も認められつつあり、介護・福祉施設などの現場でアクティビティとしての導入事例などもでてきております。

いまや押し花は、その表現方法が絵画の域にも達しているばかりでなく、趣味の領域を超え、社会的にもその効用は認められてきております。